平社員から社長へ!身内を押しのけた事業承継

【2020年7月度例会報告】

タイトル: 平社員から社長へ!身内を押しのけた事業承継 ~年収1000万円の引き抜きを断り、松井印刷を選んだその軌跡~
報告者:松井印刷(株) 代表取締役社長 岡本寛之氏
開催日:2020年7月30日(木)19時~ 合人社ウェンディひと・まちプラザ

 

7月例会の報告者は青年部OBである松井竜宣氏の跡を継ぎ、松井印刷(株)3代目社長として就任した岡本氏。

大学卒業後、サラリーマン時代、松井印刷への転職、同族を押しのけて代表取締役に就任した経緯、現在の自社の課題や方向性を報告。就職時、何の思い入れもなく印刷業界に飛び込んだとのことでしたが、人一倍負けず嫌いであり、何事にも真摯に向き合う岡本氏だからこそ、ライバルだけでなく、同族をも押しのけ成功できたのだと感じました。

特に報告の中でキーワードとなったのが「社員を守るために」という岡本氏の想い。何気なくサラッと話されましたが、岡本氏の根源でもある想いを感じることができた熱い例会となりました。

 

これまで、過去のフィードバックをしたことがなかったようで、「ここまで自己カイジ(開示)したことはなかったので大変勉強になった。ワークでの会員からの発表も今後の経営に活かすことができた。」と意見を頂きました。

今回は事業承継の中でも、平社員が代表取締役に上り詰めるという中小企業としてはレアなケースの体験報告であったため、同族経営の事業承継者が多い中支部青年部会員としては刺激となる内容となりました。

今回はコロナ感染対策を行った上でリアル開催しましたが、例会当日まで何度もプレ報告頂き、ご準備頂いた岡本社長。
また、この状況でありながら、参加頂きました青年部会員・オブザーバーの皆様、ありがとうございました。

文:槙本啓志司法書士事務所 槙本啓志